表紙に写っている液晶表示器の技術的情報が記事中に出てこない件

QR1409

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編集長経由で伝わって来た読者コメント:

  • 「表紙に写っている液晶表示器に引かれて本誌を手にとったのに、記事中に液晶表示器の具体的な話が出てこない〜」

について、ここにまとめることにします。

表紙に写っている液晶表示器(以下LCD)は、 もちろん実在します。しかし、誌面の制約から今回は言及できませんでした。でも、今後も寄稿することが認められれば(認めてください〜 >>編集長)、次回には真っ先に取り上げる予定でいました。

それまで待てない、とにかく液晶表示器をつなぎたいんだという方は、引き続きお読みください :-)

Raspberry Pi に LCDをつなぐ方法は以下の3つに大別されます。

  • パラレルインタフェースを使う
  • 非同期シリアルインタフェースを使う
  • 同期シリアルインタフェースを使う

以下、これらについて順番にまとめます。

パラレルインタフェースを採用した作例

Adafruit社のサイトに役立つページがあります

今回の寄稿記事の表紙に写っているLCDもこの Adafruit のページと同じ方法で駆動しています。これは、従来からマイコンにLCDをつなぐ際に使われていた方法で、4ビットまたは8ビットのデータ線と3本の制御線を使う方法です。

Adafruit社のページにある作例は、全て Python で書かれており、IPアドレスと時刻を表示するサンプルもあります。

非同期シリアルインタフェースを採用した作例

TTLレベルの非同期シリアル通信を使う方法もあります。

(あとでリンクを貼ります)

 

同期シリアルインタフェースを採用した作例

I2CやSPIのような同期シリアル通信を使う方法があります。

I2C インタフェースを使うのであれば、こんなのがあります。

galileo-7 i2clcd ←まだ試していませんが、ブツはあるので、できるだけ早く試して報告します。安くて早くて簡単かと。

Arduino 用 漢字 LCD シールド ← もともとは arduino用で、電源電圧問題に注意を払う必要があります が (arduino は Vcc=5V, Raspberry Pi は 3.3V)、漢字が表示できる点を魅力に思う人も多いかと。ここまでの記述とリンク先の情報で、「ここまでわかればもう十分。あとは自分でできるぜ」という人のみご活用ください。いずれ購入して詳しい情報を公開したいと思います。

この記事では、これらについて徐々に追記してゆきます。あ、食事の時間だ〜!^^;

 

Last update: 3/23/2013 by hohno